恐怖の大イベント、サンゴの産後?赤潮発生〜! 編
2008年06月07日
5月の宮古島海域では黒潮系の海流に始まり、GTの産卵、サンゴの産卵、そして日本一早い台風の接近と様々なイベントが繰り広げられます。
注意:ここから先は珊瑚礁で形成されている宮古島海域でのお話です。他のGTフィッシングエリアについては全く分りません。
黒潮系の潮流はプランクトンを運び島の隅々まで栄養を補給し、魚達は自身の遺伝子を遠くへ運ぶ為、その大きな流れへ子孫を放ち、サンゴは満月前後に一斉産卵を行ないます。このイベント中は海中に大きな変化をもたらし、同じ海域に住むGTは極端に動きを制限して補食を行なわなくなるため、釣りをすると言う部分では非常に都合が悪くなって来ます。
GT活性の5月の流れとしては、黒潮系の接岸前はGT産卵前で補食モードが全開になり、GT産卵中は無活性、そしてGT産卵後はお腹ぺこぺこでこれまた高活性になり、サンゴの産卵から卵が腐敗する事で出来る赤潮発生の間は、何故か食事を辞めたような状態になり無活性、サンゴの産卵から数日過ぎた赤潮が無くなった頃になると、それまで何も食べていなかったGTが勢い良く飛び出し高活性になります。
この時期に重ねてやって来るのが全国に先駆けて接近する台風です。シケに合い、釣り自体が出来なくなる事がありますが、台風接近の際に出船が可能で一定の気圧さえ安定すれば無条件に活性が上がると言った状態になります。
高活性オor無活性、という極端で賭け的な要素が強いのですが、これまで10年間見て来た宮古島5月のGTフィッシングはそんな感じです。
で、いきなり何が言いたいの?と言う文面なのですが、もうお気付きの方もいらっしゃるとは思いますが今回のお客様はモロに激シブ状態でした。今回はサンゴの産卵絡みのようです。毎年何とかして攻略しようと考えて考えて考え抜くのですが、短い期間ではな〜んにもわからず終ってしまいます。近況で一番良いパターンを試せば何かしらの反応を得る事は出来るのですが、良い状況にとまでは行かないのが現状です。早くこういった特殊な時期に特殊な攻略パターンを見つけて皆様にお伝え出来るよう頑張ります!良い訳ばかりですみませんです…。



さてこの後の宮古島海域はどうなるやら分りませんが、今回以上に悪くはならないので良くなって行くとは思います(笑)
これから梅雨の活発な時期に突入して行きますが魚は梅雨明けに向けて徐々に臨戦態勢に突入して行き、梅雨明けと共に爆破しだすに違いありません!武政さん、皆さん、今回の宮古島GT釣行は結果的に渋い状態のまま終ってしまいましたが、また機会がありましたらリベンジ待っております。ありがとうございました。
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トータル1日半でなんとな〜く小型が7バイト1キャッチでした。非常に難しい海でした…。バイトしてもボディでアタックして来るばかりで武政さんの1本はかなりの技術が必要だったと思います。日本国内では珊瑚礁の巨大な発達が見られる宮古島〜石垣島にかけて、本文に述べたようなある一定条件の重なる時期に急に活性が落ちる現象が見られますが、この実態については完全には解明出来ておりません。梅雨が明けるまでは天候も含めて条件が目まぐるしく変わって行きそうなのでより注意して魚の行動を観察して行きたいと思います。
水温:24.9度
風:5メートル〜7メートル
潮:中潮
釣果:武政さんGT GTガンマディアブロ/カーペンター
備考:季節は既に夏ですが、梅雨の雨は非常に冷たく、濡れて寒くて動けなくなっている人が多いです(笑)絶対雨具お忘れなく〜。
フィッシングガイドサービスMorizo
注意:ここから先は珊瑚礁で形成されている宮古島海域でのお話です。他のGTフィッシングエリアについては全く分りません。
黒潮系の潮流はプランクトンを運び島の隅々まで栄養を補給し、魚達は自身の遺伝子を遠くへ運ぶ為、その大きな流れへ子孫を放ち、サンゴは満月前後に一斉産卵を行ないます。このイベント中は海中に大きな変化をもたらし、同じ海域に住むGTは極端に動きを制限して補食を行なわなくなるため、釣りをすると言う部分では非常に都合が悪くなって来ます。
GT活性の5月の流れとしては、黒潮系の接岸前はGT産卵前で補食モードが全開になり、GT産卵中は無活性、そしてGT産卵後はお腹ぺこぺこでこれまた高活性になり、サンゴの産卵から卵が腐敗する事で出来る赤潮発生の間は、何故か食事を辞めたような状態になり無活性、サンゴの産卵から数日過ぎた赤潮が無くなった頃になると、それまで何も食べていなかったGTが勢い良く飛び出し高活性になります。
この時期に重ねてやって来るのが全国に先駆けて接近する台風です。シケに合い、釣り自体が出来なくなる事がありますが、台風接近の際に出船が可能で一定の気圧さえ安定すれば無条件に活性が上がると言った状態になります。
高活性オor無活性、という極端で賭け的な要素が強いのですが、これまで10年間見て来た宮古島5月のGTフィッシングはそんな感じです。
で、いきなり何が言いたいの?と言う文面なのですが、もうお気付きの方もいらっしゃるとは思いますが今回のお客様はモロに激シブ状態でした。今回はサンゴの産卵絡みのようです。毎年何とかして攻略しようと考えて考えて考え抜くのですが、短い期間ではな〜んにもわからず終ってしまいます。近況で一番良いパターンを試せば何かしらの反応を得る事は出来るのですが、良い状況にとまでは行かないのが現状です。早くこういった特殊な時期に特殊な攻略パターンを見つけて皆様にお伝え出来るよう頑張ります!良い訳ばかりですみませんです…。
2008年5月21日宮古島海域サンゴの一斉産卵確認

武政さん執念で引きずり出したチビッコハウス。状況からしてこの一匹は素晴らしかった。

初キャッチを目指す白井さん、ヒット直後にGTかと思いましたがカスミアジでした。

サンゴの産卵の影響もあるので、1日はパヤオへ行って頂きました。マグロは好調でした。
さてこの後の宮古島海域はどうなるやら分りませんが、今回以上に悪くはならないので良くなって行くとは思います(笑)
これから梅雨の活発な時期に突入して行きますが魚は梅雨明けに向けて徐々に臨戦態勢に突入して行き、梅雨明けと共に爆破しだすに違いありません!武政さん、皆さん、今回の宮古島GT釣行は結果的に渋い状態のまま終ってしまいましたが、また機会がありましたらリベンジ待っております。ありがとうございました。
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トータル1日半でなんとな〜く小型が7バイト1キャッチでした。非常に難しい海でした…。バイトしてもボディでアタックして来るばかりで武政さんの1本はかなりの技術が必要だったと思います。日本国内では珊瑚礁の巨大な発達が見られる宮古島〜石垣島にかけて、本文に述べたようなある一定条件の重なる時期に急に活性が落ちる現象が見られますが、この実態については完全には解明出来ておりません。梅雨が明けるまでは天候も含めて条件が目まぐるしく変わって行きそうなのでより注意して魚の行動を観察して行きたいと思います。
水温:24.9度
風:5メートル〜7メートル
潮:中潮
釣果:武政さんGT GTガンマディアブロ/カーペンター
備考:季節は既に夏ですが、梅雨の雨は非常に冷たく、濡れて寒くて動けなくなっている人が多いです(笑)絶対雨具お忘れなく〜。
フィッシングガイドサービスMorizo
Posted by モリゾ− at 23:06
│釣果日記