6/2-3 『珊瑚の産後2010@初キャッチ』編
2010年07月27日
お客様は愛媛県より釣具のフレンドの皆様がいらっしゃってくださいました。
隊長はGTブランク○○年?の15年戦士梶畠みっちゃん!今回はお店のスタッフとお客様との全員GT初挑戦の若い衆軍団を連れて?連られて?やってきました!お久しぶりですよろしくお願いします。
2010年6月1日未明宮古島珊瑚一斉産卵!
と、言うわけで突然ですが!
珊瑚の産後2010スペシャル
『珊瑚の産卵と珊瑚礁とオニヒトデについて』編(長いです)
あまり細かく書くと僕自身も意味不明な言葉が連なり訳がわからなくなるので珊瑚について間単に説明しますと、石灰で出来たマンションに光合成できる昼型住人とプランクトンなどを食べる夜型住人を沢山住まわせて、昼間は光合成によって夜間には窓から手を出しプランクトン(えび、小魚も含む)を捕らえることによってエネルギーを加え成長している動物です。
産卵する時はすべてのマンション一つ一つの窓から一斉に卵子と精子を一緒に包んだ袋を放出し水面近くで弾け、違うマンションから出てきた卵子と精子が受精卵となり、細胞分裂を繰り返した後、マンションの外で数多くの赤ちゃんが誕生します。
赤ちゃんはしばらく水中を泳ぎ回り自分が気に入ったベットを見つけたらそこから泳ぐのを辞め、新しいマンションを建築しはじめます。
この時に赤ちゃんは生涯をそこで過ごす覚悟を決めるわけです!大人ですね(笑)
*ちなみにここでは、いわゆる沖縄やモルディブで見られる水深30メートル以浅の珊瑚を指しています。
そして成長した珊瑚は色々な要因から長い年月をかけて珊瑚礁(リーフ)を作り出し、多種多様な小生物のオアシスとして地球上になくてはならない環境を作り出します。
珊瑚礁の役割は多様で一言では言えませんが、主に私たちに身近な役割として地球上の7割の酸素を珊瑚が排出していると言われています。
私達が夢描いている巨GTの餌となるような魚の成長にも非常に役に立っています。
さて、ここでひとつ気になることを!
最近よく耳にする『オニヒトデによる珊瑚の食害』ですが、この『食害』という言葉、実際は本当に:害:なのでしょうか?
アングラーの皆さんにはご存知な方も多いと思いますが、食物連鎖にはある一定の種が増えすぎないためのバランスというものがあります。
これは魚類に限らず、哺乳類、爬虫類、両生類、など人間や人間が生死をコントロールしている生き物以外、すべてに当てはまる事なのですが、なぜか最近自然に発生しているオニヒトデを駆除するという事が世界の珊瑚礁で多額の資金を投じて行われています。
オニヒトデはすごい勢いで珊瑚を食べてしまいますし、ほおっておいたら沢山の珊瑚が無くなってしまうかもしれません。
でもオニヒトデって本当に珊瑚を絶滅させる悪者なのでしょうか?
小型魚が増えすぎるから、大型魚が増えることで小魚が減少し、今度は大型魚が増えすぎて餌が少なくなることで大型魚が減少し、また小型魚が増えるという特定の種を増やしすぎないために考え出された自然界のバランスを保つために大量発生が起こる一定のリズムがあるわけで、オニヒトデが人の利益に絡む珊瑚を食べるから、オニヒトデを殺すというのは非常に納得いかないわけです。
たとえばオニヒトデを悪質ないたずらで人が大量にばら撒いているのであれば『駆除』という形が妥当ですが、あくまで『自然に大量発生』しているオニヒトデは自然界が何らかの海の調整のために発生させているに過ぎないはずなんです。
もし、病気を治すためのウイルス的な役割だったとしたらそのままにしておくことが大事な気もします。
とにかく何が言いたいかというと駆除をしても殺しても良いけど、実際にオニヒトデがなぜ大量に発生しているかは、いくつか説が出ていても、いまだ「これが有力」や「想定できる」などの段階で、はっきりと理由がわからないのに駆除してしまっているんです。
これは、病気になっているんだけど何病かわからないまま薬を飲んでいるみたいな状態で、とりあえず被害を和らげるための処置として『駆除』をするのはしょうがないのかもしれません。
しかし、決してオニヒトデは悪物では無いと言うことだけは理解していただきたいです。
事実、オニヒトデの幼生は珊瑚は食べず、珊瑚の赤ちゃんが気に入るベットにもなりうる、岩肌などの表面に着いた藻などを食べて珊瑚の着床を助けているとも言えますし、オニヒトデの幼少時代は珊瑚に食べられたりもします。
共存することでオニヒトデの幼生が珊瑚や珊瑚の幼生が育つ環境を作っている要因の一つとも言えます。
自然にはそれぞれ利にかなった仕組みがあり、そこに生命が生まれる大事な規律が有ることは間違いがないわけで、早くオニヒトデ大量発生のメカニズムがわかって正しい処置がとられることを願いたいと思います。
と言うわけで珊瑚の産卵からここまで脱線してしまいましたが、なぜか珊瑚の産卵があると魚が渋くなってしまうのであまり歓迎はしませんがこれも自然の摂理!状況に応じて皆さん頑張りました!
今回の釣行は梶畠みっちゃん以外の3名はGT初挑戦でした。なかなか乗せきれなかったり、かなり大型のGTも姿をあらわしていましたが、とりあえず落ち着いてファイト出来るサイズをキャッチすることが出来ました。井上さんは初めてのGTをキャッチされてとても喜んでいました。次回は根に潜られた大型のGTキャッチを目指してがんばりましょう!
というわけで今回の釣行では悪条件が重なり皆さんにGTをキャッチしていただくことは出来ませんでしたが、来年の3月のリベンジでは良い状況になるよういまから祈っています。お疲れ様でした〜!
********************
GTは3釣行連続の二桁バイトで11バイト2ブレイク1バラシのまたまた1キャッチでした…。初GTキャッチの井上さんは1回目と3回目にヒットさせた大型GTには根に潜られ悔しい思いをしました。出て来るポイントが浅瀬に集中していましたが、切られずに1初キャッチ出来た事にとても価値があり嬉しい一匹でした。
水温:27.0
風:5メートル
釣果ルアー:井上さんGT オシアペンシル/シマノ
気候:Tシャツで過ごすには丁度良いのかな?と言える気候で皆さん気分よく投げ続けていました。
隊長はGTブランク○○年?の15年戦士梶畠みっちゃん!今回はお店のスタッフとお客様との全員GT初挑戦の若い衆軍団を連れて?連られて?やってきました!お久しぶりですよろしくお願いします。
2010年6月1日未明宮古島珊瑚一斉産卵!
と、言うわけで突然ですが!
珊瑚の産後2010スペシャル
『珊瑚の産卵と珊瑚礁とオニヒトデについて』編(長いです)
あまり細かく書くと僕自身も意味不明な言葉が連なり訳がわからなくなるので珊瑚について間単に説明しますと、石灰で出来たマンションに光合成できる昼型住人とプランクトンなどを食べる夜型住人を沢山住まわせて、昼間は光合成によって夜間には窓から手を出しプランクトン(えび、小魚も含む)を捕らえることによってエネルギーを加え成長している動物です。
産卵する時はすべてのマンション一つ一つの窓から一斉に卵子と精子を一緒に包んだ袋を放出し水面近くで弾け、違うマンションから出てきた卵子と精子が受精卵となり、細胞分裂を繰り返した後、マンションの外で数多くの赤ちゃんが誕生します。
赤ちゃんはしばらく水中を泳ぎ回り自分が気に入ったベットを見つけたらそこから泳ぐのを辞め、新しいマンションを建築しはじめます。
この時に赤ちゃんは生涯をそこで過ごす覚悟を決めるわけです!大人ですね(笑)
*ちなみにここでは、いわゆる沖縄やモルディブで見られる水深30メートル以浅の珊瑚を指しています。
そして成長した珊瑚は色々な要因から長い年月をかけて珊瑚礁(リーフ)を作り出し、多種多様な小生物のオアシスとして地球上になくてはならない環境を作り出します。
珊瑚礁の役割は多様で一言では言えませんが、主に私たちに身近な役割として地球上の7割の酸素を珊瑚が排出していると言われています。
私達が夢描いている巨GTの餌となるような魚の成長にも非常に役に立っています。
さて、ここでひとつ気になることを!
最近よく耳にする『オニヒトデによる珊瑚の食害』ですが、この『食害』という言葉、実際は本当に:害:なのでしょうか?
アングラーの皆さんにはご存知な方も多いと思いますが、食物連鎖にはある一定の種が増えすぎないためのバランスというものがあります。
これは魚類に限らず、哺乳類、爬虫類、両生類、など人間や人間が生死をコントロールしている生き物以外、すべてに当てはまる事なのですが、なぜか最近自然に発生しているオニヒトデを駆除するという事が世界の珊瑚礁で多額の資金を投じて行われています。
オニヒトデはすごい勢いで珊瑚を食べてしまいますし、ほおっておいたら沢山の珊瑚が無くなってしまうかもしれません。
でもオニヒトデって本当に珊瑚を絶滅させる悪者なのでしょうか?
小型魚が増えすぎるから、大型魚が増えることで小魚が減少し、今度は大型魚が増えすぎて餌が少なくなることで大型魚が減少し、また小型魚が増えるという特定の種を増やしすぎないために考え出された自然界のバランスを保つために大量発生が起こる一定のリズムがあるわけで、オニヒトデが人の利益に絡む珊瑚を食べるから、オニヒトデを殺すというのは非常に納得いかないわけです。
たとえばオニヒトデを悪質ないたずらで人が大量にばら撒いているのであれば『駆除』という形が妥当ですが、あくまで『自然に大量発生』しているオニヒトデは自然界が何らかの海の調整のために発生させているに過ぎないはずなんです。
もし、病気を治すためのウイルス的な役割だったとしたらそのままにしておくことが大事な気もします。
とにかく何が言いたいかというと駆除をしても殺しても良いけど、実際にオニヒトデがなぜ大量に発生しているかは、いくつか説が出ていても、いまだ「これが有力」や「想定できる」などの段階で、はっきりと理由がわからないのに駆除してしまっているんです。
これは、病気になっているんだけど何病かわからないまま薬を飲んでいるみたいな状態で、とりあえず被害を和らげるための処置として『駆除』をするのはしょうがないのかもしれません。
しかし、決してオニヒトデは悪物では無いと言うことだけは理解していただきたいです。
事実、オニヒトデの幼生は珊瑚は食べず、珊瑚の赤ちゃんが気に入るベットにもなりうる、岩肌などの表面に着いた藻などを食べて珊瑚の着床を助けているとも言えますし、オニヒトデの幼少時代は珊瑚に食べられたりもします。
共存することでオニヒトデの幼生が珊瑚や珊瑚の幼生が育つ環境を作っている要因の一つとも言えます。
自然にはそれぞれ利にかなった仕組みがあり、そこに生命が生まれる大事な規律が有ることは間違いがないわけで、早くオニヒトデ大量発生のメカニズムがわかって正しい処置がとられることを願いたいと思います。
と言うわけで珊瑚の産卵からここまで脱線してしまいましたが、なぜか珊瑚の産卵があると魚が渋くなってしまうのであまり歓迎はしませんがこれも自然の摂理!状況に応じて皆さん頑張りました!
今回の釣行は梶畠みっちゃん以外の3名はGT初挑戦でした。なかなか乗せきれなかったり、かなり大型のGTも姿をあらわしていましたが、とりあえず落ち着いてファイト出来るサイズをキャッチすることが出来ました。井上さんは初めてのGTをキャッチされてとても喜んでいました。次回は根に潜られた大型のGTキャッチを目指してがんばりましょう!
というわけで今回の釣行では悪条件が重なり皆さんにGTをキャッチしていただくことは出来ませんでしたが、来年の3月のリベンジでは良い状況になるよういまから祈っています。お疲れ様でした〜!
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GTは3釣行連続の二桁バイトで11バイト2ブレイク1バラシのまたまた1キャッチでした…。初GTキャッチの井上さんは1回目と3回目にヒットさせた大型GTには根に潜られ悔しい思いをしました。出て来るポイントが浅瀬に集中していましたが、切られずに1初キャッチ出来た事にとても価値があり嬉しい一匹でした。
水温:27.0
風:5メートル
釣果ルアー:井上さんGT オシアペンシル/シマノ
気候:Tシャツで過ごすには丁度良いのかな?と言える気候で皆さん気分よく投げ続けていました。
Posted by モリゾ− at 15:48
│釣果日記